パナソニック エレクトリックワークス社 住宅サービスプラットフォーム
住宅設備領域における新規サービスの立ち上げに、業務委託として参画しました。
住宅設備は、導入から10年以上が経過すると、点検・交換に相応の費用が発生します。しかしこの費用は購入時の意思決定に織り込まれておらず、多くのユーザーは必要になってから情報を探し始めます。この「アフター10年」の課題に対し、設備の状態を可視化し、次のアクションを提示し、専門家への相談へと接続するサービスを設計しました。
ドメイン理解と前提条件の構造化から入り、サービスコンセプトの立案、カスタマージャーニーの設計、情報設計、UIデザイン、そしてHTML実装までを一貫して担当しています。
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/ Client
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
担当:ドメイン分析 / サービスコンセプト / カスタマージャーニー設計 / IA / UIデザイン / フロントエンド実装 / 検証設計
※ 成果物の特性上、掲載する画像には一部マスク処理を施しています。
担当していた業務
住宅設備の新規サービスの立ち上げに、事業構想の段階から関わりました。課題発見・戦略設計から、UX設計、UIデザイン、実装、リリース前の検証マーケティングまで、フェーズを横断して担当しています。
具体例(一例)
くらしリンク(住宅サービスPF) ─ サービス設計・UI・実装
└ 診断ツール(おうち設備診断) ─ 仕様設計・デザイン・HTML
└ メルマガ・LP ─ 設計・デザイン
一部イメージ: 構成からビジュアル作成
LP・メルマガ・診断ツールなど、複数の画面を制作しました。ここでは一部のみ掲載しています。設置年から維持費用の見通しを出す診断ツールでは、入力・結果表示の画面設計から、費用の根拠となる出典の見せ方まで設計。全体を通して、ブランドガイドラインに沿いつつ、写真は信頼感、イラストは仕組みの説明と役割を分けています。情報設計・UIデザイン・HTML実装・コンポーネント整備までを一貫して担当しました。
一部イメージ: 戦略・設計の資料
サービス設計に入る前の、前提条件の構造化からコンセプトの導出までをまとめた資料です。ここでは一部のみ掲載しています。住宅設備が抱える構造や、ユーザーの認知バイアスを整理したうえで、「育てる」というコンセプトを立案。カスタマージャーニーでは、購入から更新検討までの10年超を、初期満足期・コスト最適化期・更新検討期に分け、接点のない期間にどう関わるかを設計しています。事業の意図を、ユーザーに届く形へ翻訳する。その設計の過程をまとめた資料です。
新規事業では、理想とする構想を描くことと、現時点で実装可能な範囲に収めることを、同時に進める必要があります。今回は、その両者を往復しながら要件を確定させました。
このプロジェクトの中心にあったのは、事業の意図をユーザーに届く言葉へ翻訳する作業でした。事業が求めるのは設備の更新です。しかしその意図をそのまま伝えれば、通知は売り込みになる。売り込みと受け取られた時点で、10年をかけて築くはずの関係は損なわれます。何を、どう伝えれば届くのか。事業とユーザーのあいだに立ち、その距離を設計し続けたことが、このプロジェクトを通して残ったものでした。

